改善事例

Case

【発症7ヶ月】脳出血・50代・右片麻痺【3ヶ月の成果】

ご利用者情報

ご利用イメージ
年代
50代
性別
男性
疾患名
脳出血
発症からの期間
7ヶ月
症状
右片麻痺
ご利用期間・回数
24回コース(週2回)
リハビリ目標
肩が上がるようになりたい。右手を使えるようになりたい。足を擦らずに歩きたい。

リハビリの動画

リハビリの記録

ご利用までの経緯
回復期病院を退院後、週2回外来リハ利用。右肩を動かした際の痛みと歩く時に足を擦ってしまうのが気になっており、リハビリ回数の増加と改善を希望され当店へ。
右手は全く使っていない為、生活で使えるようにしたいと希望あり。歩行は疲労感や地面に擦ってしまうのを気にしていると。
リハビリ体験時の状況
右上肢は肩を挙上(上げる)させることはできるが代償や疼痛が出てしまい、肘が曲がったまま45°程度までが限界であった。食事は箸を持つことはできるが動かせず、スプーンやフォークでは顔を近づけないと食べれない状態であった。歩行は疲労に伴いすり足が増えており、右脚の細かな可動域低下がみられた。
リハビリ内容
疼痛に敏感であったため負荷量の小さい臥位(寝た状態)から開始しサポートしながら可動域訓練を行った。また肩甲帯から崩れていた為、修正をかけ正しいフォームでの実動作練習も取り入れていきました。歩行ではストレッチや筋トレ、実動作を細分化した反復練習を行っていきました。

リハビリの結果

右肩は90°以上挙上可能になり、疼痛も軽減したなか洗顔や右手での食事も日常で行えています。豆などの小さい食べ物はまだ少し難しいですが箸を使用し上手に食事ができるようになりました。
歩行は歩行速度が上昇し、左足は床と擦らなくなりしっかりと上げれるようになりました。初期の頃に見られていた可動域の低下も改善傾向に向かっています。

担当スタッフからのコメント

長い間麻痺の影響と疼痛に悩まされていた方だったため、まずは原因究明と負荷の小さい肢位でのトレーニングを意識しました。右上肢も日常へ参加できるようになったことで、生活の幅が広がったのでよかったです。股関節周囲や足趾の可動域低下、足部でのバランスも改善したことで歩行能力向上につながったと考えます。また自主トレをしっかりと行ってくれていた方だったため、より効果が発揮できたと思います。今後の課題として箸を使った繊細な動作や1時間以上の歩行、不整地でのバランス能力に取り組めればと思います。
スタッフイメージ

安原