【堺市】脳梗塞の後遺症とは? リハビリで取り戻す「自分らしい生活」

はじめに
こんにちは!
大阪府堺市中区大野芝町にある介護保険を使用しない完全自己負担型の自費リハビリで、脳梗塞・脳出血・脊髄損傷・パーキンソン病・指定難病など幅広い疾患に対応しており、ロボットリハビリや型にとらわれない最先端のリハビリを受ける事が出来る「脳神経リハビリHL堺」というリハビリセンターで勤務する理学療法士です!
脳梗塞は突然発症し、命を救うための治療が最優先になります。
しかし治療が終わっても、「本当の闘い」はその後に続きます。
それが 後遺症(こういしょう) との向き合い、そして リハビリテーション による「生活の再構築」です。
脳梗塞による後遺症は、脳のどの部分がどの程度ダメージを受けたかによって異なります。
たとえ同じ「脳梗塞」という診断でも、症状の現れ方は一人ひとり違います。
ここでは、主な後遺症の種類とそれが日常生活にどのような影響を与えるのか、そしてそれにどう向き合っていくかをお話しします。
運動麻痺 ― 手足が動かしづらくなる
脳梗塞で最も多い後遺症が「運動麻痺(うんどうまひ)」です。
脳の中には、体を動かすための指令を出す「運動野(うんどうや)」という部分があります。
この部分が損傷を受けると、反対側の手足や顔の筋肉がうまく動かせなくなります。
たとえば、右の脳に障害が起これば左の手足が動かしにくくなり、歩くときにバランスを崩したり、転倒の危険が高まったりします。
初めは立ち上がることすら難しく感じるかもしれませんが、リハビリを通して少しずつ「体の再教育」を行うことができます。
最近では、ロボットリハビリ などの最新技術を用いて、動きをサポートしながら安全に筋肉や神経を再び働かせる練習も行われています。
これは単に「筋力を鍛える」だけではなく、脳と体のつながりを再び作り直す訓練でもあります。
言語障害 ― 思いを言葉にする難しさ
言葉を理解したり、話したりするためには、脳の中の「言語中枢」と呼ばれる領域が正常に働く必要があります。
脳梗塞でこの部分が損傷されると、「失語症(しつごしょう)」と呼ばれる言語障害が起こることがあります。
「言いたいことはわかっているのに言葉が出ない」「相手の話が理解しにくい」など、コミュニケーションに支障が出ると、本人も周囲も強いもどかしさを感じます。
しかし、言語聴覚士や理学療法士との練習によって、少しずつ言葉の理解力や発声のスムーズさを取り戻すことが可能です。
また、最近ではタブレットやAIを使った発話練習プログラムもあり、自宅でコツコツと取り組める環境も整ってきました。
言葉は「想いを伝える力」です。焦らず、少しずつ自分のペースで続けることが大切です。
感覚障害 ― 「感じ方」が変わる不思議な感覚
脳梗塞の影響で、「感覚野(かんかくや)」と呼ばれる領域が障害を受けると、触覚や温度、痛みなどの感覚に異常が生じることがあります。
たとえば、手で物を触っても「硬い・柔らかい」が分かりづらかったり、逆に軽く触れただけで強い痛みを感じる「異常感覚」が起こる場合もあります。
この感覚障害は、見た目では分かりにくいため、周囲には理解されづらいという難しさがあります。
しかし、リハビリでは「感覚再教育」と呼ばれる訓練を通じて、触覚や動きの感覚を脳に再び覚えさせていくことができます。
リハビリロボットを使った訓練では、手や足に細やかな刺激を加えながら、神経の反応を引き出すプログラムもあり、感覚の回復を促す効果が期待されています。
認知機能の障害 ― 「考える力」に影響が出ることも
脳梗塞によって、「前頭葉」や「側頭葉」といった高次の機能をつかさどる領域が損傷を受けると、記憶力や注意力、判断力などの認知機能に影響が出ることがあります。
たとえば、物の場所を忘れやすくなったり、予定を管理するのが難しくなったり、複数の作業を同時に行うことが困難になる場合があります。
こうした症状は、「知的な能力が低下した」と誤解されやすいですが、実際には脳の情報処理のスピードや注意の集中力が落ちている状態です。
リハビリでは、パズルや計算、会話練習などを通して、脳の働きを刺激する「認知リハビリテーション」を行います。
さらに、ロボットやデジタル機器を使ったトレーニングでは、ゲーム感覚で集中力や反応力を高めるプログラムもあり、楽しみながら取り組むことができます。
感情的な変化 ― 心のリハビリも大切に
脳梗塞の後には、うつ症状、不安、怒りっぽさなどの感情の変化が現れることがあります。
これは脳の損傷そのものによる影響に加えて、「思うように体が動かない」「社会復帰できない」という現実からくるストレスも関係しています。
気持ちの浮き沈みが激しくなったり、意欲がわかないと感じたとき、それは「心が弱いから」ではありません。
脳が回復の途中にあるサインなのです。
リハビリの現場では、運動機能の回復だけでなく、「心理面のサポート」も重視されています。
理学療法士や作業療法士、心理士が連携しながら、体と心の両面を支えるチーム医療が進んでいます。
生活への影響と、リハビリの意義
脳梗塞の後遺症は、本人だけでなく家族や周囲の生活にも大きな影響を与えます。
たとえば、歩行障害や言語障害が残ると、日常の自立が難しくなり、介護が必要になることもあります。
また、認知機能の低下や感情の変化によって、仕事や社会活動への復帰が難しくなる場合もあります。
しかし、ここで大切なのは「リハビリは症状を完全に治すだけが目的ではない」ということです。
リハビリの本当の目的は、今の自分にできる最善の生活を取り戻すこと。
「歩けるようになる」「言葉を伝えられるようになる」「笑顔で人と関われるようになる」——その一歩一歩が、生活の質(QOL)を大きく変えていきます。
ロボットを使ったリハビリでは、従来の訓練よりも正確で安全に体を動かすことができ、効果的な練習を繰り返すことで脳と体のつながりを再構築していきます。
継続的なリハビリと家族の支援、そして何より本人の意欲が、回復の鍵を握ります。
まとめ ― 一歩ずつ、自分らしい生活を取り戻すために
脳梗塞の後遺症は、運動・言語・感覚・認知・感情と、さまざまな面で生活に影響を与えます。
しかし、それぞれの症状に合ったリハビリを早期に始め、継続して取り組むことで、確実に回復への道は開けます。
リハビリは、体を動かす訓練であると同時に、「再び自分らしく生きるためのプロセス」です。
焦らず、一歩ずつ進むこと。
できなかった動きができるようになる喜びを感じながら、心と体の両方を整えていくことが、真の回復につながります。
ロボットを活用したリハビリも、皆さんの努力を支える強力なパートナーです。
私たち理学療法士は、その一歩一歩を丁寧にサポートし、あなたが再び笑顔で日常を送れるよう全力で伴走します。
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執筆者:池田
理学療法士
理学療法士の池田です。
2018年に理学療法士免許を取得し大学を卒業後、回復期病院のリハビリテーション病棟にて勤務。2021年に急性期病院の脳外科病棟にて勤務。2022年に訪問リハビリにて勤務。2025年より脳神経リハビリHL堺にて勤務となります。
回復期病院では、疾患の知識や治療技術の勉強に励み、外部研修に積極的に参加。
急性期病院では、脳外科病棟にて勤務。脳血管疾患のリハビリに従事し、発症間もなくの患者様の回復状況を予測する為の研究に参加。
訪問リハビリでは、日常生活状況に合わせたリハビリや住宅環境の相談など介入。
リハビリでは、本人様にとって安心して出来る日常生活動作を増やして行くと共に、特に歩ける生活を大事にしたいと考えます。よりよい生活が送れるように全力で援助をさせて頂きます。