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【堺市】冬に気をつけたい!パーキンソン病と暖房・室温管理

【堺市】冬に気をつけたい!パーキンソン病と暖房・室温管理

はじめに

こんにちは!

大阪府堺市中区大野芝町にある介護保険を使用しない完全自己負担型の自費リハビリで、脳梗塞・脳出血・脊髄損傷・パーキンソン病・指定難病など幅広い疾患に対応しており、ロボットリハビリや型にとらわれない最先端のリハビリを受ける事が出来る「脳神経リハビリHL堺」というリハビリセンターで勤務する理学療法士です!

冬になると「寒さで体がこわばる」「動きが鈍くなる」と感じる方は多いですが、パーキンソン病を抱える方にとっては、寒さは症状を悪化させる大きな要因になります。特に堺市のような冬の冷え込みがある地域では、暖房や室温管理が症状のコントロールに重要な役割を果たします。

この記事では、冬にパーキンソン病の方が気をつけるべき「暖房・室温管理のポイント」を中心に解説し、読了後には「どうすれば安心して冬を過ごせるのか」がわかるようになります。

結論

適切な室温管理(18~22℃目安)はパーキンソン病の症状悪化を防ぐ
湿度40~60%を保つことで乾燥による体調不良も予防できる
電気代や安全面を考えながら、エアコン+補助暖房器具の併用がおすすめ
堺市内でも利用できる福祉サービスや相談窓口を活用することで負担を減らせる

冬とパーキンソン病の関係

パーキンソン病とは?
パーキンソン病は、脳内のドーパミン不足によって「手足の震え(振戦)」「筋肉のこわばり(固縮)」「動作の遅さ(動作緩慢)」などが起こる神経疾患です。

【解説】
ドーパミン:脳で「体をスムーズに動かす」ために使われる神経伝達物質。
固縮(こしゅく):筋肉が常に緊張して硬くなる状態。

なぜ冬に症状が悪化しやすいのか?

寒さで筋肉が硬直しやすい→ 動作がより鈍くなる
血行不良→ 手足の冷えや震えが強まる
室内外の温度差→ 自律神経の乱れによる体調不良

室温管理のポイント
室温の目安
日中:20℃前後
夜間:18℃前後

急激な温度差を避けることが大切です。特に堺市の冬は朝晩冷え込むため、寝室や浴室も温度差を減らす工夫が必要です。

湿度の管理
40〜60%が理想
乾燥すると風邪やインフルエンザにかかりやすくなり、体調悪化を招きます。加湿器や濡れタオルを活用しましょう。

暖房器具の選び方と使い方

  • エアコン
    部屋全体を温めるのに最適
    サーキュレーターで空気を循環させると効率UP
  • 電気ストーブ・こたつ
    局所的に温められるので補助に便利
    転倒ややけどのリスクに注意
  • 床暖房
    足元からじんわり温まるので血流改善に効果的

堺市で利用できるサポート

公的サービス
高齢者福祉サービス(堺市役所福祉課)
訪問看護・リハビリサービス

医療機関
堺市にはパーキンソン病の専門外来を設けている病院もあります。定期的な診察を受けることで、季節による症状の変化に合わせた調整が可能です。

冬を快適に過ごすための生活の工夫

服装:重ね着で体温調節をしやすく
入浴:浴室を暖めてヒートショックを予防
運動:ストレッチや軽い体操で筋肉の柔軟性を保つ

よくある質問

Q. 室温が高ければ高いほど良いですか?
A. いいえ。暑すぎると脱水や眠気を招くため、18~22℃が適温です。

Q. 暖房費が心配です。節約方法は?
A. カーテンの二重使いや断熱シートで熱を逃がさない工夫が効果的です。

まとめ

冬はパーキンソン病の症状が悪化しやすいため、室温・湿度の管理が重要であり、暖房器具は組み合わせて安全に使うことがポイント!
堺市の福祉サービスや医療機関を上手に利用して、無理のない冬の生活を。

「冬のパーキンソン病対策についてもっと知りたい」「生活の工夫を相談したい」という方は、当院へお気軽にお問い合わせください。

脳神経リハビリHL堺

安原

執筆者:安原

施設長/理学療法士

施設長の安原です。
2019年に理学療法士免許を取得し大学卒業後、回復期病院と訪問リハビリで整形疾患や脳血管疾患を中心に経験し現在に至ります。
回復期病院では疾患の知識、治療技術の勉強(SJF、PNF、筋膜etc)に励み、チームリーダーや副主任を経験。
訪問リハビリでは在宅での日常生活動作を中心に介入しする。
一人ひとりの回復に対して集中して介入したいと思い、2023年9月から脳神経リハビリHL堺に勤務。
希望や悩みに対して寄り添い、目標とするゴールに向けて一緒に歩んでいければと思っています。