【堺市】脳梗塞・脳出血の早期発見と迅速な対応で命と生活を守る

はじめに
こんにちは!
大阪府堺市中区大野芝町にある介護保険を使用しない完全自己負担型の自費リハビリで、脳梗塞・脳出血・脊髄損傷・パーキンソン病・指定難病など幅広い疾患に対応しており、ロボットリハビリや型にとらわれない最先端のリハビリを受ける事が出来る「脳神経リハビリHL堺」というリハビリセンターで勤務する理学療法士です!
脳梗塞や脳出血といった脳血管疾患は、発症からの対応スピードがその後の生活に大きな影響を与えます。
今回は、主な症状や早期発見のポイント、そして対応の流れについて解説します。
目次
- 脳血管疾患とは?
- 脳血管疾患の主な症状
- 早期発見のカギ「FASTテスト」
- 発症時の行動と医療機関の受診
- 日常生活でできる予防
脳血管疾患とは?
脳血管疾患とは、脳の血管が詰まったり破れたりして、脳の一部が血流不足または出血による障害を受ける病気です。
代表的なものに脳梗塞と脳出血があります。
これらは突然起こることが多く、命に関わるだけでなく、麻痺や言語障害などの後遺症が残る可能性があります。
脳血管疾患の主な症状
脳血管疾患の症状は、脳のどの部分に障害が起きたかによって異なりますが、特に次のような変化が見られることがあります。
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まず、片側の手足や顔の麻痺です。
たとえば右腕や右足に力が入らなくなったり、笑顔を作っても片側の口角が下がってしまう場合があります。
これは脳の運動を司る領域が影響を受けたサインです。 -
次に、言語障害があります。
話そうとしても言葉が出てこない、相手の言っていることが理解できないといった症状で、本人よりも周囲が先に気づく場合もあります。 -
また、視覚障害も注意が必要です。
突然片目の視野が欠けたり、ものが二重に見えたりすることがあります。
視覚を司る領域への血流不足が原因です。 -
さらに、平衡感覚の異常として、急なめまいやふらつき、まっすぐ立てないといった症状が出る場合があります。
小脳や内耳の障害が関係しています。 -
そして、突然の激しい頭痛は特にくも膜下出血の危険サインです。
「バッドで殴られたような痛み」と表現されることもあります。 -
最後に、意識障害も重要なサインです。
急に意識を失ったり、呼びかけても反応が鈍くなる場合は危険な状態です。
早期発見のカギ「FASTテスト」
脳梗塞は発症からの時間が勝負です。
早期発見のためには、世界的に推奨されている「FASTテスト」を覚えておくと便利です。
- F(Face):笑顔を作ってもらい、顔の片側が下がっていないかを見る。
- A(Arms):両腕を前に出してもらい、どちらかが下がってしまわないか確認する。
- S(Speech):短い文を繰り返してもらい、発音が不明瞭になっていないかを確認する。
- T(Time):1つでも当てはまれば、迷わず119番通報をする。
発症時の行動と医療機関の受診
もし脳血管疾患を疑う症状が出た場合、迷わず救急車を呼びましょう。
「しばらく様子を見る」は危険です。
脳は数分〜数十分で回復不能なダメージを受けることがあります。
特に脳梗塞では発症から4.5時間以内に血栓を溶かす治療が可能ですが、その時間を逃すと適用できません。
日常生活でできる予防
高血圧、糖尿病、脂質異常症といった生活習慣病は脳血管疾患の大きな原因です。
日常的に血圧を測り、健康診断を受けることが早期発見につながります。
また、食事・運動・禁煙・適度な飲酒といった基本的な生活習慣の見直しが、予防の第一歩です。
堺市内にはウォーキングやジョギングに最適な公園が多く、健康づくりに取り入れやすい環境が整っています。
まとめ
脳梗塞や脳出血は、早期発見と迅速な対応が命と生活の質を左右する病気です。
片側の麻痺、言葉のもつれ、視覚の異常、激しい頭痛、意識の変化などの症状を見逃さず、FASTテストを活用して判断しましょう。
発症が疑われたら、ためらわず救急要請することが大切です。
そして、日頃から生活習慣を整え、基礎疾患を管理することが最大の予防策です。
堺市中区の「脳神経リハビリHL堺」では、退院後の継続的なリハビリと生活習慣の改善支援を通して、安心して暮らせる毎日をサポートしています。
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執筆者:池田
理学療法士
理学療法士の池田です。
2018年に理学療法士免許を取得し大学を卒業後、回復期病院のリハビリテーション病棟にて勤務。2021年に急性期病院の脳外科病棟にて勤務。2022年に訪問リハビリにて勤務。2025年より脳神経リハビリHL堺にて勤務となります。
回復期病院では、疾患の知識や治療技術の勉強に励み、外部研修に積極的に参加。
急性期病院では、脳外科病棟にて勤務。脳血管疾患のリハビリに従事し、発症間もなくの患者様の回復状況を予測する為の研究に参加。
訪問リハビリでは、日常生活状況に合わせたリハビリや住宅環境の相談など介入。
リハビリでは、本人様にとって安心して出来る日常生活動作を増やして行くと共に、特に歩ける生活を大事にしたいと考えます。よりよい生活が送れるように全力で援助をさせて頂きます。