【堺市】脊髄損傷と併発しやすい合併症とは?予防法まとめ

はじめに|堺市で脊髄損傷の不安を抱える方へ
こんにちは!
大阪府堺市中区大野芝町にある介護保険を使用しない完全自己負担型の自費リハビリで、脳梗塞・脳出血・脊髄損傷・パーキンソン病・指定難病など幅広い疾患に対応しており、ロボットリハビリや型にとらわれない最先端のリハビリを受ける事が出来る「脳神経リハビリHL堺」というリハビリセンターで勤務する理学療法士です!
脊髄損傷は、交通事故や転倒など突然の事故で誰にでも起こりうる大きなけがです。
そして、脊髄損傷を負った後に怖いのが**「合併症」**です。
適切な知識と予防で合併症のリスクを減らすことは可能です。
この記事では、堺市で脊髄損傷に悩む方やご家族が知っておきたい代表的な合併症と、日常でできる予防法をわかりやすくまとめました。
結論|脊髄損傷の合併症は早期発見と日々のケアで防げる
脊髄損傷後に併発しやすい代表的な合併症には、**褥瘡(じょくそう:床ずれ)・尿路感染症・肺炎・深部静脈血栓症(エコノミークラス症候群)**などがあります。
しかし、専門医と連携し、正しいリハビリや日常ケアを続ければ多くの合併症は予防できます。
脊髄損傷で起こりやすい代表的な合併症
褥瘡(じょくそう)|長時間同じ姿勢が危険
**褥瘡(床ずれ)**は、長時間圧迫された部分の皮膚が壊死してしまう状態です。
【主な原因】
- 感覚麻痺で痛みを感じにくい
- 長時間座位・臥位が続く
- 栄養不足
【予防ポイント】
- 2時間おきに体位交換を行う
- エアマットやクッションを使用する
- 皮膚の清潔と保湿を保つ
尿路感染症|排尿管理がカギ
脊髄損傷では膀胱機能が低下しやすく、尿路感染症が起こりやすいです。
【主な原因】
- 自力排尿が難しいため、カテーテル管理が必要
- 排尿の残尿による細菌繁殖
【予防ポイント】
- カテーテルを清潔に保つ
- 定期的に泌尿器科でチェック
- 水分補給を十分に行う
肺炎|呼吸機能低下に注意
脊髄損傷により、胸部の筋力低下で痰の排出が難しくなると肺炎のリスクが上がります。
【主な原因】
- 胸腹部の筋肉麻痺
- 咳反射の低下
【予防ポイント】
- 定期的な呼吸リハビリ
- 痰を溜めない姿勢工夫
- 口腔内の清潔を保つ
深部静脈血栓症(DVT)|長期安静で起こる血栓
長期臥床により、血流が滞りやすく血栓ができやすい状態になります。
【主な原因】
- 長時間の安静
- 筋肉の動きが少ない
【予防ポイント】
- 弾性ストッキングの着用
- 可能な範囲で足首を動かす運動
- 医師の指示で抗血栓薬を使用
堺市で脊髄損傷後に活用できる支援・サービス
脊髄損傷後の合併症予防には、地域の医療・介護サービスの活用が不可欠です。
例えば:
- 訪問リハビリ:自宅でできる運動指導
- 訪問看護:褥瘡予防のスキンケア、カテーテル管理
- 堺市の福祉サービス:介護保険・障がい者手帳の活用
脊髄損傷の合併症と予防法まとめ
合併症 主な原因 予防ポイント
褥瘡 体位変換不足 体位交換・エアマット・スキンケア
尿路感染症 排尿機能低下 清潔管理・定期検診・水分補給
肺炎 呼吸機能低下 呼吸リハビリ・口腔ケア
深部静脈血栓症 長期安静 弾性ストッキング・下肢運動
合併症を防ぐには家族の理解も大切
脊髄損傷後のケアは一人では難しいことが多いです。
ご家族や介護者が正しい知識を持ち、無理なくケアを続けることが予防の第一歩です。
まとめ|堺市で脊髄損傷と向き合うあなたへ
脊髄損傷は適切なケアで合併症を減らせます。
無理なく続けるために、医師・専門家に相談しながら、できることから始めましょう。
📞 お気軽にご相談ください!
当店では、堺市で脊髄損傷のリハビリや合併症予防のご相談を承っています。
専門の理学療法士が一人ひとりに合わせたプランを提案します。
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執筆者:安原
施設長/理学療法士
施設長の安原です。
2019年に理学療法士免許を取得し大学卒業後、回復期病院と訪問リハビリで整形疾患や脳血管疾患を中心に経験し現在に至ります。
回復期病院では疾患の知識、治療技術の勉強(SJF、PNF、筋膜etc)に励み、チームリーダーや副主任を経験。
訪問リハビリでは在宅での日常生活動作を中心に介入しする。
一人ひとりの回復に対して集中して介入したいと思い、2023年9月から脳神経リハビリHL堺に勤務。
希望や悩みに対して寄り添い、目標とするゴールに向けて一緒に歩んでいければと思っています。