脳神経リハビリHL堺からのお知らせ! パーキンソン病を知り、安心して続ける最先端リハビリ

はじめに
パーキンソン病(Parkinson’s Disease、PD)は、主に高齢者に多くみられる進行性の神経変性疾患です。
この病気は脳の中にある「黒質(こくしつ)」という部分のドパミンを作る神経細胞が少しずつ減っていくことで発症します。
ドパミンは、体の動きを滑らかに調整するために重要な役割を果たしており、その量が不足すると体が思い通りに動かしにくくなってしまいます。
堺市でも、近年は高齢化に伴いパーキンソン病の相談が増えています。
病院を退院後も、地域で安心して生活を続けるためには、病気の正しい理解と継続したリハビリが非常に大切です。
目次
- パーキンソン病の代表的な症状
- 発症年齢と進行について
- パーキンソン病の治療法
- リハビリテーションの重要性
- パーキンソン病リハビリの内容とポイント
- 堺市での安心のリハビリ環境

パーキンソン病の代表的な症状
パーキンソン病には特徴的な4つの運動症状があります。
まず一つ目は「振戦(しんせん)」で、特に安静にしているときに手や足が小刻みに震えます。
二つ目は「筋強剛(きんきょうごう)」と呼ばれる、筋肉のこわばりです。
これにより体が硬くなり、動作がぎこちなくなります。
三つ目は「運動緩慢(うんどうかんまん)」で、動きが全体的にゆっくりになったり、動き出すまでに時間がかかるようになります。
最後に「姿勢保持障害」があり、体のバランスをとることが難しくなるため、転びやすくなります。
これらの運動症状に加えて、うつ状態や睡眠の問題、においを感じにくくなるといった非運動症状が現れる方もいます。
これらは見逃されやすいため、早期に気づくことが大切です。
発症年齢と進行について
パーキンソン病は50歳以上で発症するケースが多いですが、40代で発症する「若年性パーキンソン病」も存在します。
日本全国でおよそ20万人の患者さんがいると推計されており、ここ堺市でも決して他人事ではありません。
進行は人それぞれで、ゆっくり進む方もいれば、症状が比較的早く進む方もいます。
ただし、適切な治療とリハビリを組み合わせることで、長期間にわたって自分らしい生活を続けることが可能です。

パーキンソン病の治療法
パーキンソン病の治療の中心は、ドパミンの不足を補う「薬物療法」です。
もっとも一般的なのは「レボドパ」という薬で、症状を抑える効果があります。
また、薬の効果を補助する「ドパミン受容体作動薬」なども使用されます。
症状が進行し、薬だけでは十分にコントロールできない場合には、脳の深い部分を電気で刺激する「深部脳刺激療法(DBS)」などの手術が選択されることもあります。
薬物や手術だけでなく、生活を支えるためのもう一つの柱がリハビリテーションです。
リハビリテーションの重要性
パーキンソン病の方にとって、リハビリは治療と同じくらい大切です。
薬だけではどうしても補いきれない「動きにくさ」や「バランスの悪さ」を改善し、日常生活を安全に送る力を取り戻すためには、継続した運動と専門的なサポートが欠かせません。
私たち「脳神経リハビリHL堺」では、介護保険に縛られない完全自費のサービスとして、最新のロボットリハビリ機器や科学的根拠に基づいた運動療法を取り入れ、利用者さま一人ひとりに合わせたオーダーメイドのプログラムを提供しています。
病院を退院された後も、住み慣れた堺の地域で安心してご自身のペースでリハビリを続けられる環境づくりを大切にしています。
パーキンソン病リハビリの内容とポイント
当センターでのリハビリでは、以下のような内容を組み合わせて進めます。
まず基本となるのは「運動療法」です。
筋力を保ち、関節の動きを滑らかにすることで、歩行や立ち座りといった日常の動作がしやすくなります。
また、硬くなりがちな筋肉をほぐす「ストレッチング」も欠かせません。
「バランストレーニング」では、特に体幹を鍛えることで転倒を予防します。
転倒による骨折は高齢の方にとって大きなリスクですから、堺市の地域医療の中でも予防の取り組みが強化されています。
さらに、「音楽療法」や「ダンス」といった楽しみながら取り組めるプログラムも行っています。
音楽に合わせて体を動かすことで、自然とリズム感が育ち、歩行の安定性が高まる効果が期待できます。
何より大切なのは、これらを画一的に行うのではなく、一人ひとりの症状や進行具合に合わせて計画することです。
私たち理学療法士がじっくりとお話を伺い、無理なく続けられるプランを一緒に作っていきます。

堺市での安心のリハビリ環境
「脳神経リハビリHL堺」は、堺市の中心部に位置し、公共交通機関や車でのアクセスも便利です。
堺市は昔から人と人のつながりを大切にする町で、地域で支え合いながらのリハビリが実現しやすい環境です。
また、当センターでは最新のリハビリ機器を備え、ロボットを活用した効率的な歩行練習やバランストレーニングを提供しています。
病院では時間が限られてしまうリハビリを、退院後も思う存分続けたいという方にぴったりの施設です。
まとめ
パーキンソン病は進行性の病気ですが、早期からの適切な治療とリハビリテーションにより、自立した生活を長く続けることが可能です。
堺市の「脳神経リハビリHL堺」では、介護保険に縛られない完全自費のサービスとして、最新技術と専門家の知識を活かした個別プログラムを提供しています。
もし病院を退院後、「もっと自分のペースでしっかりリハビリをしたい」「できることを増やしたい」とお考えの方は、ぜひ一度ご相談ください。
私たち理学療法士が全力でサポートし、堺市での安心した暮らしを一緒に支えていきます。
-
動画の配信を行っております。
Tik Tokアカウントはこちら
YouTubeアカウントはこちら
Instagramアカウントはこちら

執筆者:池田
理学療法士
理学療法士の池田です。
2018年に理学療法士免許を取得し大学を卒業後、回復期病院のリハビリテーション病棟にて勤務。2021年に急性期病院の脳外科病棟にて勤務。2022年に訪問リハビリにて勤務。2025年より脳神経リハビリHL堺にて勤務となります。
回復期病院では、疾患の知識や治療技術の勉強に励み、外部研修に積極的に参加。
急性期病院では、脳外科病棟にて勤務。脳血管疾患のリハビリに従事し、発症間もなくの患者様の回復状況を予測する為の研究に参加。
訪問リハビリでは、日常生活状況に合わせたリハビリや住宅環境の相談など介入。
リハビリでは、本人様にとって安心して出来る日常生活動作を増やして行くと共に、特に歩ける生活を大事にしたいと考えます。よりよい生活が送れるように全力で援助をさせて頂きます。