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【堺市】高血圧と熱中症の深い関係

【堺市】高血圧と熱中症の深い関係

はじめに

こんにちは!

大阪府堺市中区大野芝町にある介護保険を使用しない完全自己負担型の自費リハビリで、脳梗塞・脳出血・脊髄損傷・パーキンソン病・指定難病など幅広い疾患に対応しており、ロボットリハビリや型にとらわれない最先端のリハビリを受ける事が出来る「脳神経リハビリHL堺」というリハビリセンターで勤務する理学療法士です!

暑い季節になると、熱中症のリスクが大きく高まります。
特に高血圧を抱える方にとって、熱中症は軽視できない健康リスクです。
この記事では、高血圧と熱中症の関係について解説し、退院後に自宅でできる予防策をご紹介します。
健康を守りながら、安心して日常生活を送るための一助になれば幸いです。

目次

  • 高血圧があると熱中症になりやすいのはなぜ?
  • どんな人が特に注意?
  • 高血圧の方が実践した方が良い熱中症予防の具体策

高血圧があると熱中症になりやすいのはなぜ?

高血圧は、熱中症の発症や重症化を招きやすい体の状態を作ってしまいます。
これは、体温を調節するための生理的な仕組みが高血圧によってうまく働かなくなるためです。

暑さによって体温が急激に上がると、通常は皮膚の血管が広がり、汗をかくことで体温を下げようとします。
しかし、高血圧の方は血管の柔軟性が低下していることが多く、このような自然な体温調整がうまくできません。
その結果、体内に熱がこもりやすくなり、熱中症へとつながってしまうのです。

また、体温の上昇は心臓や血管に大きな負担をかけます。
高血圧の方ではその影響がさらに強く現れ、脳浮腫や内臓出血など、重篤な合併症を引き起こすこともあります。

どんな人が特に注意?

高血圧の方の中でも、特に高齢者や糖尿病、心臓病などの慢性疾患を抱えている方は、より一層の注意が必要です。
これらの状態はすべて、熱中症の重症化リスクを高める因子とされています。

さらに、熱中症は初期の段階では気づきにくいことも多いため、自分では「少しだるい」「疲れているだけ」と思っているうちに、症状が進行してしまうケースもあります。
そのため、日常生活の中で予防を徹底することが極めて重要です。

高血圧の方が実践した方が良い熱中症予防の具体策

高血圧をお持ちの方が熱中症を防ぐために、日常生活でできる対策を5つの視点からご紹介します。

  • こまめな水分補給を習慣に
    脱水は熱中症の最大の引き金になります。
    喉が渇いてからではなく、定期的に水分を摂ることが重要です。
    特に汗をかきやすい季節には、ナトリウムやカリウムといった電解質も失われやすいため、ミネラル入りのスポーツドリンクを活用するのもおすすめです。
  • 暑さを避ける生活環境の工夫
    日差しの強い正午から午後3時頃の外出は控え、室内ではエアコンや扇風機を活用して室温を快適に保ちましょう。
    外出が必要な場合は、日陰を選んで歩くなどの工夫も大切です。
  • 通気性の良い服装を心がける
    服装も体温調整の重要な要素です。
    通気性が高く、汗を吸いやすい素材の衣服を選びましょう。
    色は明るい色の方が熱を吸収しにくく、体温の上昇を抑えるのに役立ちます。
  • 無理のない運動計画を立てる
    退院後のリハビリで運動を取り入れている方も多いと思いますが、暑い時間帯を避けて、朝や夕方の涼しい時間に行いましょう。
    運動中は体調の変化に敏感になり、少しでも異変を感じたらすぐに休む勇気も必要です。
  • 健康状態のモニタリングと医師の指導の継続
    血圧の測定は毎日の習慣にし、変動が大きいと感じたら医師に相談しましょう。
    食事では塩分を控えめにし、野菜や果物を中心としたバランスの良い食生活を心がけましょう。
    これらが高血圧の安定にもつながり、熱中症リスクの軽減にも直結します。

まとめ

高血圧と熱中症の関係は非常に密接であり、高血圧を持つ方は特に重症化しやすいというリスクがあります。
しかし、日常生活の中で少しずつ意識を高め、予防策を習慣にすることで、熱中症の発症を防ぐことが可能です。

退院後、「これからもっとリハビリを頑張ろう」と前向きな気持ちを持つ方ほど、体調管理は欠かせません。
水分補給や運動時間の工夫、日々の血圧チェックを通じて、安心して夏を乗り越えていきましょう。
私たちも、皆さんの健康な日常を支えるサポーターとして、引き続き寄り添ってまいります。

お問い合わせ

  • 【堺市中区】脳神経リハビリHL堺に、お気軽にお問い合わせください!
    TEL:072-349-7303
池田

執筆者:池田

理学療法士

理学療法士の池田です。
2018年に理学療法士免許を取得し大学を卒業後、回復期病院のリハビリテーション病棟にて勤務。2021年に急性期病院の脳外科病棟にて勤務。2022年に訪問リハビリにて勤務。2025年より脳神経リハビリHL堺にて勤務となります。
回復期病院では、疾患の知識や治療技術の勉強に励み、外部研修に積極的に参加。
急性期病院では、脳外科病棟にて勤務。脳血管疾患のリハビリに従事し、発症間もなくの患者様の回復状況を予測する為の研究に参加。
訪問リハビリでは、日常生活状況に合わせたリハビリや住宅環境の相談など介入。
リハビリでは、本人様にとって安心して出来る日常生活動作を増やして行くと共に、特に歩ける生活を大事にしたいと考えます。よりよい生活が送れるように全力で援助をさせて頂きます。