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脳卒中(脳梗塞、脳出血)について

脳卒中(脳梗塞、脳出血)について

目次

  • はじめに
  • 脳卒中(脳梗塞、脳出血)の概要
  • 脳梗塞
  • 脳出血
  • 脳卒中のリハビリ
  • 自費リハビリの重要性(改善動画あり)
  • まとめ

はじめに

大阪堺市に脳卒中(脳梗塞、脳出血)を中心に行っている自費リハビリです。

今回この記事では脳卒中の種類やそれによる原因、症状を解説しています。

また、各リハビリの説明や選定方法についても記載しています。

脳卒中の概要

脳卒中は脳における血流の問題によって引き起こされる状態です。

その中に脳梗塞と脳出血があり、それぞれ異なる原因と症状が出現します。

脳梗塞

脳梗塞とは脳の特定の部位で血流が阻害され、酸素や栄養が供給されなくなる状態です。

この状態が持続すると脳細胞が死に至り、様々な機能障害や後遺症が生じる可能性があります。

脳梗塞は中程度から重度の臨床症状を引き起こすことがあり速やかな医療介入が重要です。

脳梗塞の原因

  • 血栓形成
    動脈内に血栓が形成され血流が阻害されることがあります。
    これは通常、動脈硬化(アテローム性動脈硬化)が進行した場合や高血圧などが原因となります。
  • 塞栓
    体の他の部位から脳に塞栓(血栓や塊)が流れ込んで動脈を詰まらせることがあります。
    これは心臓からの塞栓が最も多い傾向にあります。
  • 低灌流性状態
    血流が一時的に減少することで、脳に十分な酸素や栄養が供給されなくなることがあります。
    これは全身的な低血圧や急激な血液の脱水状態などが原因となります。

脳梗塞の症状

脳梗塞の症状は梗塞が発生した脳の部位によって異ります。

主に出現しやすいものとしては以下になります。

  • 突然の強い頭痛
  • 言葉や文章の理解困難
  • 片側の体のしびれや麻痺(片麻痺)
  • 顔の片側が垂れる(顔面麻痺)
  • 歩行困難やバランスの悪化

脳出血

脳出血は、脳内の血管が破裂し、脳組織に出血が起こる状態です。これにより、周囲の神経組織がダメージを受け、重篤な後遺症が残ることがあります。自費リハビリは、脳出血からの回復を助ける有益なアプローチとなります。

脳出血の主な種類

  • 脳実質出血
    脳の実質(組織)内での血管の破裂による出血。
    主に高血圧や動脈瘤の破裂が原因となることが多い。
  • クモ膜下出血
    脳の表面にあるクモ膜下腔に出血が生じる。
    脳動脈瘤の破裂や外傷が原因となることがよくある。

脳出血の原因

  • 高血圧
    長期にわたる高血圧が脳の血管を弱め、破裂しやすくなる。
  • 動脈瘤
    先天的な血管の奇形が原因で、これが破裂すると脳出血が起こる。
  • 出血性脳腫瘍
    脳内に存在する腫瘍が血管を損傷し、出血を引き起こす。
  • 脳梗塞後の出血
    脳梗塞後、梗塞部分で血管が再開通し、その血管が破裂して出血が起こることがある。

脳出血の症状

  • 急激な頭痛
  • 嘔吐
  • 意識障害(昏睡または意識の混濁)
  • 片麻痺や感覚異常
  • てんかん発作

脳卒中のリハビリ

早期発見、早期リハビリが回復への近道となります。

  • 急性期、回復期でのリハビリ
    急性期は状態の安定がメインになるためリハビリ回数は少なくベッド上でのリハビリが中心となります。
    回復期では急性期に比べ自宅退院にむけてリハビリ回数が増加します。
    基本動作(寝返り、起居、座位、起立、立位)や歩行、ADL(日常生活)動作など基本~応用動作にまで幅広くリハビリを行います。
  • 訪問リハビリ、外来リハビリ
    退院後、保険サービスを利用し訪問リハビリや外来リハビリなどを利用することが多いです。
    訪問リハビリでは自宅内で120分/週の制限の中でリハビリを行います。
    主に機能回復の向上を目的として行い、住宅改修や福祉用具、装具の調整なども行うことがあります。
    外来リハビリも同様であり決められた期限の中病院の外来リハビリで20~40分のリハビリを受けることが多いです。
  • 自費リハビリ
    近年の脳卒中患者に対する自費リハビリの需要が高まっており、自費リハビリが徐々に増えてきています。
    主に理学療法士(PT)や作業療法士(OT)の資格を持ち最新の機器や専門的なリハビリ手技を勉強している人が多いです。
    しかし、保険外サービスであるため利用者の負担は10割になります。

自費リハビリの重要性

保険サービスで補えないリハビリの時間を自費リハビリを組み合わせて利用することで質の向上を図ります。

当店ではご利用者の希望に沿って、現状からそれぞれに見合った個別のメニューでリハビリ行います。

また、リハビリ終了後も自主トレの指導や個別メッセージでの対応もさせていただいています。

改善事例1
改善事例2

まとめ

脳出血、脳梗塞には様々な原因や症状が存在します。

早期発見、早期リハビリであればある程、より機能回復しやすくなります。

退院後のリハビリは保険サービスと自費リハビリを組み合わせ、質と量を掛け合わせることが大切になります。

安原

執筆者:安原

施設長/理学療法士

施設長の安原です。
2019年に理学療法士免許を取得し大学卒業後、回復期病院と訪問リハビリで整形疾患や脳血管疾患を中心に経験し現在に至ります。
回復期病院では疾患の知識、治療技術の勉強(SJF、PNF、筋膜etc)に励み、チームリーダーや副主任を経験。
訪問リハビリでは在宅での日常生活動作を中心に介入しする。
一人ひとりの回復に対して集中して介入したいと思い、2023年9月から脳神経リハビリHL堺に勤務。
希望や悩みに対して寄り添い、目標とするゴールに向けて一緒に歩んでいければと思っています。