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【脳神経リハビリHL堺からお伝えしたい】パーキンソン病の介護を支えるために大切なこと

【脳神経リハビリHL堺からお伝えしたい】パーキンソン病の介護を支えるために大切なこと

はじめに

パーキンソン病は、堺市を含めた地域社会でも高齢化の進展とともに増加している神経疾患の一つです。
この病気を抱える方々は、病気そのものの辛さだけではなく、退院後の生活やリハビリ、そして家族による介護にも大きな課題が伴います。

私たち「脳神経リハビリHL堺」は、介護保険を使わない完全自己負担型の自費リハビリを提供し、病院では受けられない最先端のロボットリハビリや専門性の高いプログラムで、利用者さま一人ひとりの「もっと良くなりたい」という思いを支えています。
本ブログでは、パーキンソン病を抱える方とそのご家族が、より良い生活を送るために大切なポイントをお伝えします。

目次

  • パーキンソン病とはどのような病気か
  • 家族介護の重要性と役割
  • 服薬管理は症状コントロールの要
  • 安全な生活環境を整えるために
  • 定期的なリハビリで機能を維持
  • 心のケアも忘れずに
  • 公的支援制度を上手に活用

パーキンソン病とはどのような病気か

パーキンソン病は、脳の中にある神経細胞が徐々に減少していくことで、身体の動きがぎこちなくなったり、思うように体を動かせなくなったりする進行性の病気です。
代表的な症状には、手足の震え、筋肉のこわばり、動作が遅くなる、歩幅が狭くなるといった運動症状があります。

しかし、パーキンソン病は運動機能の低下だけではなく、うつ状態や意欲の低下、認知機能の変化など、心の面にも影響を及ぼすことが少なくありません。
そのため、家族の支えが患者さまの安心感や日々の生活の質を大きく左右します。

家族介護の重要性と役割

堺市でも多くのご家庭が、退院後にパーキンソン病の患者さまを自宅で介護しています。
ご家族の役割は、単に食事や着替えを手伝うだけではなく、病気の理解を深め、患者さまの「できること」を引き出すパートナーでもあります。

例えば、患者さまが少しでも自立した生活を続けられるように、必要以上に手助けしすぎないことも大切です。
動作に時間がかかっても見守り、できたことを一緒に喜ぶ。
このような関わり方が、患者さまの自信を支えます。

また、介護をするご家族自身も無理をせず、地域の専門家やサービスを活用して、負担を分かち合いましょう。

服薬管理は症状コントロールの要

パーキンソン病では、症状を和らげるために複数の薬が処方されます。
ただし、この薬は時間通りに飲まないと効果が十分に発揮されません
飲み忘れが続くと、症状が悪化し、転倒などのリスクも高まります。

ご家族が服薬のタイミングを把握し、声をかけたり、一緒に確認したりすることで、薬の効果を最大限に活かすことができます。
近年では、スマホのアプリや服薬カレンダーを活用する方法も便利です。

安全な生活環境を整えるために

パーキンソン病の患者さまは、筋肉のこわばりやバランスの取りづらさから転倒しやすいのが特徴です。
ご自宅の環境を見直し、安心して動けるように整えることが大切です。

具体的には、廊下やトイレ、浴室に手すりを設置すること、床に物を置かないこと、滑りやすいマットは取り除くことが有効です。
また、夜間のトイレ移動には足元を照らすライトを活用しましょう。
堺市内の住宅改修助成制度など、公的支援を上手に取り入れるのもおすすめです。

定期的なリハビリで機能を維持

進行性のパーキンソン病においても、適切なリハビリを続けることで、筋力やバランス機能をできるだけ保つことが可能です。
病院のリハビリだけでなく、退院後も継続して運動習慣を身につけることが、将来の寝たきり予防につながります。

私たち「脳神経リハビリHL堺」では、最新のロボットリハビリや理学療法士によるマンツーマンの指導で、患者さまの状態に合わせたオーダーメイドのプログラムを提供しています
特に病院を退院してからの「リハビリ空白期間」を埋めるサポートを大切にしていますので、ぜひご相談ください。

心のケアも忘れずに

パーキンソン病の患者さまは、体が思うように動かなくなる不安から、気持ちが落ち込みやすくなります。
そんな時こそ、家族の温かい言葉や寄り添いが大きな支えになります。
「無理しなくていいよ」「一緒にがんばろう」と声をかけてあげるだけでも、気持ちが軽くなることがあります。

ご家族も孤立しないように、地域の家族会や医療専門職との交流を持ち、悩みを分かち合うことが大切です。
堺市内にも家族会や相談窓口がありますので、必要なときには遠慮せず活用してください。

公的支援制度を上手に活用

パーキンソン病の介護は、経済的な負担も少なくありません。
介護保険だけでなく、医療費助成や障害者手帳の交付、住宅改修助成など、堺市を含めた各自治体にはさまざまな支援制度が用意されています。

ご自身だけで調べるのが難しい場合は、地域包括支援センターや主治医、リハビリ専門職に相談し、必要な情報を得ましょう。
支援制度を知ることは、ご家族の介護負担を軽減し、患者さまの生活の質を高める大きな一歩になります。

まとめ

パーキンソン病の介護には、正しい知識と工夫、そして無理をしない支え合いが欠かせません。
服薬管理、住環境の整備、継続的なリハビリ、心のケア、公的支援の活用、これらを意識して取り組むことで、患者さまの生活の質は確実に向上します。
パーキンソン病の介護は、決して簡単なことではありません。
しかし、病気を正しく理解し、家族が無理なく支え合いながら、地域の専門家や公的サービスを賢く活用することで、患者さまの「その人らしい暮らし」を守ることができます。

「脳神経リハビリHL堺」は、堺市の皆さまのリハビリと介護生活を全力でサポートしています。
「退院した後も、もっと動きたい」「今よりもっと良くなりたい」という思いを、一緒に叶えていきましょう。
お困りごとがあれば、いつでもご相談ください。

お問い合わせ

  • 【堺市中区】脳神経リハビリHL堺に、お気軽にお問い合わせください!
    TEL:072-349-7303
池田

執筆者:池田

理学療法士

理学療法士の池田です。
2018年に理学療法士免許を取得し大学を卒業後、回復期病院のリハビリテーション病棟にて勤務。2021年に急性期病院の脳外科病棟にて勤務。2022年に訪問リハビリにて勤務。2025年より脳神経リハビリHL堺にて勤務となります。
回復期病院では、疾患の知識や治療技術の勉強に励み、外部研修に積極的に参加。
急性期病院では、脳外科病棟にて勤務。脳血管疾患のリハビリに従事し、発症間もなくの患者様の回復状況を予測する為の研究に参加。
訪問リハビリでは、日常生活状況に合わせたリハビリや住宅環境の相談など介入。
リハビリでは、本人様にとって安心して出来る日常生活動作を増やして行くと共に、特に歩ける生活を大事にしたいと考えます。よりよい生活が送れるように全力で援助をさせて頂きます。