【堺市】退院後の脳血管疾患リハビリと予防法

はじめに
こんにちは!
大阪府堺市中区大野芝町にある介護保険を使用しない完全自己負担型の自費リハビリで、脳梗塞・脳出血・脊髄損傷・パーキンソン病・指定難病など幅広い疾患に対応しており、ロボットリハビリや型にとらわれない最先端のリハビリを受ける事が出来る「脳神経リハビリHL堺」というリハビリセンターで勤務する理学療法士です!
今回は、脳血管疾患の基本的な知識と退院後のリハビリ・予防の重要性について、堺市の理学療法士の視点から分かりやすくお伝えします。
目次
- 脳血管疾患とは?
- 脳卒中とTIAの違い
- 堺市でも増えているリスク要因
- 発症時に現れる主な症状
- 退院後のリハビリの重要性
- 脳神経リハビリHL堺での取り組み
- 予防のための生活習慣改善
脳血管疾患とは?
脳血管疾患(Cerebrovascular Disease)とは、その名の通り脳の血管に関係する病気の総称です。
代表的なものに「脳卒中」と「一過性脳虚血発作(TIA)」があります。
脳は全身の司令塔であり、血液を通して酸素や栄養を受け取っています。
この血流が途絶えると、わずか数分でも脳の細胞はダメージを受け、機能障害が起こります。
脳卒中の場合、その影響は片側の麻痺、言語障害、視覚障害、バランス障害など、多岐にわたります。
脳卒中とTIAの違い
脳卒中は大きく2種類に分かれます。
ひとつは「脳梗塞」で、これは脳の血管が血栓などで詰まるタイプです。
もうひとつは「脳出血」で、血管が破れて脳内に出血が起こります。
どちらも緊急性が高く、迅速な対応が命や後遺症の重さを左右します。
一過性脳虚血発作(TIA)は、脳への血流が一時的に低下する状態で、数分〜数時間で症状が改善することが多いですが、決して安心はできません。
むしろ「脳卒中の前触れ」として警戒が必要です。
堺市でも増えているリスク要因
脳血管疾患のリスク要因としては、高血圧、糖尿病、高コレステロール、喫煙、肥満、運動不足などがあります。
堺市は交通の便が良く便利な反面、車移動が多くなりがちで、日常の運動量が少なくなる傾向も見られます。
こうした地域特性を理解したうえで、生活習慣を見直すことが予防には欠かせません。
発症時に現れる主な症状
脳血管疾患の症状は突然現れるのが特徴です。
代表的なサインは次のようなものです。
- 顔や手足の片側が急に動かなくなる、またはしびれる
- 急に言葉が出なくなる、話している内容が理解できなくなる
- 視界が部分的に欠けたり、ぼやけたりする
- 経験したことのない強い頭痛
- ふらつきや歩行困難
これらの症状が一つでも出たら、迷わず救急車を呼ぶことが重要です。
「様子を見よう」という判断が、取り返しのつかない後遺症に繋がることがあります。
退院後のリハビリの重要性
急性期の治療を終えて退院しても、脳の回復はそこで終わりではありません。
むしろ、退院後のリハビリが「日常生活にどこまで戻れるか」を左右します。
脳は可塑性(かそせい)と呼ばれる回復力を持っており、使い続けることで新たな神経経路を作り、失った機能を補うことが可能です。
しかし、この回復力には“時間の限り”があります。
発症から半年〜1年は特に集中的なリハビリが有効とされ、継続的な刺激が必要です。
病院を退院すると、介護保険の制限や通院回数の減少から、十分なリハビリ時間を確保できないことがあります。
そこで役立つのが、介護保険に縛られない自費リハビリです。
脳神経リハビリHL堺での取り組み
当センターでは、最新のロボットリハビリや専門スタッフによる徒手療法を組み合わせ、一人ひとりの症状や目標に合わせたプログラムを提供しています。
ロボット機器は、正確な動きを繰り返すことで脳に効率的な刺激を与え、歩行や手の動きの改善を促します。
また、「堺の町を自分の足で歩けるようになりたい」「趣味の畑作業に戻りたい」など、生活に密着した目標設定を行い、モチベーションを保ちながら進めていきます。
予防のための生活習慣改善
脳血管疾患は予防できる病気でもあります。
次のポイントを意識すると、再発予防や初発予防に役立ちます。
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食事改善
野菜や魚、全粒穀物を中心に、塩分と脂質を控えた食事が理想です。
堺市内でも新鮮な野菜や魚介が手に入るので、地元の食材を活かすことができます。 -
運動習慣の確立
週150分程度の中強度運動(早歩きなど)が推奨されます。
大仙公園や浜寺公園など、堺市には運動に適した場所が多くあります。 -
禁煙
喫煙は脳卒中リスクを大幅に高めます。
禁煙外来や市の健康支援サービスも活用しましょう。 -
ストレス管理
堺の歴史的な町並みを散歩したり、趣味を楽しむ時間を持つことで、心の健康も保てます。 -
健康診断の活用
血圧、血糖値、コレステロールの定期チェックは必須です。
早期に異常を見つけることで予防につながります。
まとめ
脳血管疾患は、正しい知識と行動で予防・改善が可能な病気です。
発症してしまっても、退院後のリハビリを継続することで、生活の質を大きく向上させられます。
特に堺市のように生活利便性が高い地域では、日常の中に運動や健康習慣を取り入れる工夫がポイントです。
「もっと良くなりたい」「元の生活に戻りたい」その想いに寄り添い、最新技術と専門知識で支えるのが、私たち脳神経リハビリHL堺の役割です。
あなたの“これから”を一緒に作っていきましょう。
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執筆者:池田
理学療法士
理学療法士の池田です。
2018年に理学療法士免許を取得し大学を卒業後、回復期病院のリハビリテーション病棟にて勤務。2021年に急性期病院の脳外科病棟にて勤務。2022年に訪問リハビリにて勤務。2025年より脳神経リハビリHL堺にて勤務となります。
回復期病院では、疾患の知識や治療技術の勉強に励み、外部研修に積極的に参加。
急性期病院では、脳外科病棟にて勤務。脳血管疾患のリハビリに従事し、発症間もなくの患者様の回復状況を予測する為の研究に参加。
訪問リハビリでは、日常生活状況に合わせたリハビリや住宅環境の相談など介入。
リハビリでは、本人様にとって安心して出来る日常生活動作を増やして行くと共に、特に歩ける生活を大事にしたいと考えます。よりよい生活が送れるように全力で援助をさせて頂きます。