【堺市】脳卒中後の視野障害と自費リハビリの重要性

はじめに
こんにちは!
大阪府堺市中区大野芝町にある介護保険を使用しない完全自己負担型の自費リハビリで、脳梗塞・脳出血・脊髄損傷・パーキンソン病・指定難病など幅広い疾患に対応しており、ロボットリハビリや型にとらわれない最先端のリハビリを受ける事が出来る「脳神経リハビリHL堺」というリハビリセンターで勤務する理学療法士です!
今回は、脳卒中による視野障害について、分かりやすく解説し、堺市でリハビリを受けるメリットについても触れていきます。
目次
- 脳卒中と視覚の関係
- 脳卒中後に起こる主な視野障害
- 視野障害に対するリハビリのアプローチ
脳卒中と視覚の関係
脳卒中は、脳の血流が途絶えることで神経細胞が障害を受ける病気です。
多くの方が「手足の麻痺」をイメージされますが、脳のどの部位が損傷したかによっては、視覚にも大きな影響が出ます。
特に後頭葉は「目で見た情報」を処理する中枢ですので、後頭葉が損傷を受けると視野が欠ける「視野障害」が起こることがあります。
脳卒中後に起こる主な視野障害
脳卒中による視野障害は一見複雑に思えますが、いくつかの代表的なパターンがあります。
ここでは専門用語を交えながら、日常生活への影響も合わせて解説します。
同名半盲
同名半盲とは、左右の目に同じ側の視野欠損が起こる状態です。
たとえば右後頭葉が損傷すると、両目の左側が見えなくなる「左同名半盲」となります。
歩行中に片側から来る人や車に気づきにくく、ぶつかる危険が高まります。
半側空間無視
これは「視力」そのものの問題ではなく、「空間の認識」に障害が起きる現象です。
特に右半球の脳卒中後に多く見られ、左側の世界に意識が向かなくなります。
食事の際にお皿の左半分を食べ残したり、左側の障害物に気づかずぶつかってしまうなど、日常生活に大きな不便をもたらします。
部分的な視野欠損
視神経や脳内の視覚経路が部分的に障害を受けると、視野の一部だけが欠ける場合があります。
本を読むときに文字が飛んで見えたり、歩行時に段差を見落としたりするため、生活の安全面にも注意が必要です。
視野障害が日常生活に与える影響
視野障害は「見えにくい」というだけでは済みません。
例えば買い物中に棚の商品が探しづらくなる、外出時に信号や自転車を見落とす、料理中に左手側の材料に気づかないなど、さまざまな場面で困難が生じます。
特に車の運転には大きな制限がかかることが多く、安全を守るための配慮が欠かせません。
視野障害に対するリハビリのアプローチ
リハビリの目的は「失われた視野を完全に取り戻す」ことだけでなく、「残された能力を最大限に活かす」ことにもあります。
当施設では、次のような方法を組み合わせて支援します。
眼球運動トレーニング
欠けた視野を補うため、頭や目を適切に動かし周囲を認識する練習を行います。
プリズム眼鏡などの補助具
レンズの光学的な性質を利用して、欠損部分の情報を補う方法です。
注意力・認知訓練
半側空間無視など、意識の偏りを改善するための訓練を取り入れます。
ロボットリハビリ・先端機器の活用
視覚と運動の連携を高めるトレーニングをロボット支援やバーチャル環境を用いて行います。
まとめ
脳卒中による視野障害は、日常生活の安全や自立に大きな影響を与える重要な症状です。
同名半盲や半側空間無視といった問題は、見え方の障害だけでなく、周囲の世界をどう認識するかにも関わってきます。
しかし、適切なリハビリを継続することで、残された能力を活かしながら生活の質を高めることが可能です。
「脳神経リハビリHL堺」では、ロボットリハビリを含む最新の自費リハビリを通じ、退院後も「もっと良くなりたい」という思いを支えます。
堺市中区で先進的かつ個別性の高いリハビリを希望される方は、ぜひ一度ご相談ください。
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執筆者:池田
理学療法士
理学療法士の池田です。
2018年に理学療法士免許を取得し大学を卒業後、回復期病院のリハビリテーション病棟にて勤務。2021年に急性期病院の脳外科病棟にて勤務。2022年に訪問リハビリにて勤務。2025年より脳神経リハビリHL堺にて勤務となります。
回復期病院では、疾患の知識や治療技術の勉強に励み、外部研修に積極的に参加。
急性期病院では、脳外科病棟にて勤務。脳血管疾患のリハビリに従事し、発症間もなくの患者様の回復状況を予測する為の研究に参加。
訪問リハビリでは、日常生活状況に合わせたリハビリや住宅環境の相談など介入。
リハビリでは、本人様にとって安心して出来る日常生活動作を増やして行くと共に、特に歩ける生活を大事にしたいと考えます。よりよい生活が送れるように全力で援助をさせて頂きます。