【堺市】脳出血後の後遺症を最小限にするために

はじめに
こんにちは!
大阪府堺市中区大野芝町にある介護保険を使用しない完全自己負担型の自費リハビリで、脳梗塞・脳出血・脊髄損傷・パーキンソン病・指定難病など幅広い疾患に対応しており、ロボットリハビリや型にとらわれない最先端のリハビリを受ける事が出来る「脳神経リハビリHL堺」というリハビリセンターで勤務する理学療法士です!
今回は、脳出血の早期診断がなぜ重要なのか、そしてその後のリハビリがどのように生活の質を左右するのかについて、専門的な内容を分かりやすく解説します。
目次
- 早期診断がなぜ重要なのか
- 後遺症を左右する要因
- 脳出血の部位と症状の違い
- 退院後リハビリの重要性
早期診断がなぜ重要なのか
脳出血は脳内の血管が破れて血液が漏れ出すことで起こります。
脳は限られたスペースの中にあるため、出血が広がると圧迫により神経細胞が損傷され、さまざまな機能障害を引き起こします。
早期に診断できれば、手術や薬物療法といった治療を迅速に行うことができ、脳へのダメージを最小限に抑えられます。
特に発症から治療までの時間が短いほど、後遺症の程度を軽くできる可能性が高まります。
堺市は大阪市内からもアクセスがよく、南海高野線や泉北高速鉄道など交通網が整っているため、発症後に迅速な搬送が可能な環境が整っています。
こうした地域的な利点も、早期診断・治療を支える一要素となります。
後遺症を左右する要因
脳出血による後遺症は多岐にわたり、発症部位や出血量によって症状が異なります。
運動麻痺や感覚障害、言語障害などは代表的な症状です。
例えば右脳の損傷は左半身に麻痺を起こすことが多く、左脳の損傷は言語の理解・表出に影響が出ることがあります。
また、脳出血後には記憶障害や注意力低下といった高次脳機能障害がみられることがあり、日常生活や社会復帰に影響します。
精神的な落ち込みや不安感も少なくありません。
こうした症状が長期化すると、身体機能だけでなく心理的な負担も大きくなるため、医療と並行して早期のリハビリ・心理サポートが重要になります。
脳出血の部位と症状の違い
脳出血と一口に言っても、出血が起こる場所によって症状は変わります。
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被殻出血
脳の深部にあり運動や感覚を調整する被殻で出血が起こると、片麻痺や感覚障害が目立ちます。
比較的頻度が高く、手足の動きの改善を目的としたリハビリが中心になります。 -
視床出血
感覚情報を中継する視床で出血すると、しびれや感覚鈍麻、痛みの異常が生じることがあります。
感覚の再教育がリハビリの主な課題になります。 -
小脳出血
運動のバランスをつかさどる小脳で出血が起こると、ふらつきや歩行の不安定が問題になります。
バランス訓練や歩行練習が中心です。 -
脳幹出血
呼吸や心拍など生命維持の中枢である脳幹で出血が起こると、重篤な状態に陥ることがあり、長期のサポートが必要になることがあります。
堺市には脳卒中の急性期治療を担う病院が複数あり、発症後すぐの診断・治療につなげやすい環境が整っています。
その後の回復期・維持期において、当施設のような自費リハビリを活用することで、さらなる機能改善を目指せます。
退院後リハビリの重要性
病院を退院した時点では、まだ完全に回復したとは言えないことが多いのが現実です。
日常生活を送る中で「もう少し手が動けば」「歩くときにバランスがとれない」といった悩みを抱える方は少なくありません。
当施設では、最新のロボット技術を用いた運動訓練やマンツーマンでの理学療法を提供し、継続的な改善を目指します。
例えば、歩行機能に課題がある方には体重免荷式歩行支援ロボットを使った訓練を行い、安全かつ効率的に繰り返し練習を行えます。
上肢の麻痺に対しては電気刺激や反復運動を組み合わせることで、神経の再教育を促します。
堺市でリハビリを続けるという選択
堺市は歴史ある町並みと現代的な医療・福祉体制が共存する地域です。
中区をはじめ各区にはリハビリに前向きな方々が多く、コミュニティとしての支え合いも盛んです。
こうした地域特性の中で、退院後も「自分のペースでしっかりリハビリを続けたい」という方にとって、完全自費型リハビリは大きな選択肢となります。
介護保険の枠にとらわれず、必要な量と質のリハビリを受けることができる点は、自分らしい生活を取り戻すための強力な味方です。
まとめ
脳出血は発症後の迅速な診断・治療によって後遺症の程度を大きく変える疾患です。
被殻や視床、小脳など出血部位によって症状は異なりますが、いずれも早期介入と継続的なリハビリが機能回復に直結します。
大阪府堺市中区にある「脳神経リハビリHL堺」では、ロボット技術や専門スタッフによる個別プログラムを通じ、退院後も積極的に改善を目指す方を全力でサポートしています。
脳出血後の生活を前向きに歩んでいくためには、早期診断・早期治療、そして退院後も続く適切なリハビリが不可欠です。
堺市という恵まれた医療環境を活かし、できるだけ早い段階から行動を起こすことが、未来の生活の質を高める第一歩となります。
お問い合わせ
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執筆者:池田
理学療法士
理学療法士の池田です。
2018年に理学療法士免許を取得し大学を卒業後、回復期病院のリハビリテーション病棟にて勤務。2021年に急性期病院の脳外科病棟にて勤務。2022年に訪問リハビリにて勤務。2025年より脳神経リハビリHL堺にて勤務となります。
回復期病院では、疾患の知識や治療技術の勉強に励み、外部研修に積極的に参加。
急性期病院では、脳外科病棟にて勤務。脳血管疾患のリハビリに従事し、発症間もなくの患者様の回復状況を予測する為の研究に参加。
訪問リハビリでは、日常生活状況に合わせたリハビリや住宅環境の相談など介入。
リハビリでは、本人様にとって安心して出来る日常生活動作を増やして行くと共に、特に歩ける生活を大事にしたいと考えます。よりよい生活が送れるように全力で援助をさせて頂きます。