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コラム

【脳卒中】家族のサポートとケアの重要性

【脳卒中】家族のサポートとケアの重要性

目次

  • はじめに
  • 脳卒中の影響
  •  

  • 家族の役割
  •  

  • サポートとケアの必要性
  •  

  • 自費の重要性
  •  

  • まとめ

はじめに

この記事では脳卒中患者とその家族が直面する課題や、適切なサポートとケアの重要性について話します。

脳卒中の影響

脳卒中はその種類に応じて身体機能や認知機能に様々な影響を与えます。
一部の患者は片麻痺や言語障害などの身体的な障害が出現します。また記憶障害や注意力集中の欠如などの認知機能の低下も出現する場合があります。
このような状況下では、患者は日常生活の多くの面で支援が必要となります。

家族の役割

家族は脳卒中患者にとって不可欠な存在です
今までの生活が変わってしまう脳卒中患者の不安やストレスを緩和するためには病気を理解することから始まります。。
身体的なケアや心理的な支援、医療の手配など多岐にわたるサポートを行うことでQOL(生活の質)を向上させることができます。
特に、外出や友達と会ったり、デイケアなどで同じ病気の方と交流するなど、社会的な繋がりを持ち続ける機会を作っていくことが大切です。
しかし、家族自身のケアや息抜きも忘れず行うようにしましょう。

サポートとケアの必要性

リハビリテーションの重要性
脳卒中後のリハビリテーションは、患者の回復と社会復帰に向けて最大限の機能回復と生活の質の向上を目指すために、多職種の専門家が協力して行う重要な治療であり、患者の回復を促進するために不可欠です。
リハビリテーションの役割は患者、家族のニーズを中心に病気や障害の治療にとどまらず、生活の再建、社会への参加、心の問題への対応も含めてアプローチすることにあります。
家族は患者のリハビリプロセスを支援し、モチベーションを高めることが重要です。

情報提供と教育
家族は脳卒中についての情報を十分に理解し、患者と共に治療計画を立てるために医療機関や担当の医療職から情報収集し教育を受けることが大切です。
これにより、家族はより良いケアを提供し患者のニーズに応えることができます。

精神的サポート
脳卒中は患者や家族にとって非常に精神的負担が大きい経験です。
家族は患者がポジティブな精神状態を維持し、精神的な健康をサポートすることが重要ですが患者が依存しすぎると家族の精神状態が悪化し負担となるが場合があるためお互いの協力関係のもと、様々なサービスを利用し家族の休む時間を作ることも大切となります。

コミュニティの統合
家族は地域のサポートグループやケアマネや担当の医療職と連携し、患者がコミュニティに復帰するのを支援する必要があります。
例えば、退院後のデイケア、デイサービス、訪問リハ、B型就労など、これにより患者は孤立感を減らし自信を回復することができます。

自費の重要性

医療サービスや保険だけでは十分なサポートを得ることが難しい場合があります。
そのような場合、家族は自費でサポートやサービスを利用する必要があります。
脳神経リハビリHL堺では初回無料で1回90分のリハビリを提供しています。
また、個々の目標に応じた個別の治療を提供し自宅での自主練サポートや家族への指導も行っています。
自費支援は患者の回復と家族の負担の軽減にとって重要です。

まとめ

脳卒中は、患者と家族の両方に大きな影響を与えます。適切なサポートとケアが提供されれば、患者の回復と家族のストレスの軽減につながります。家族は情報を十分に理解し、必要なリソースにアクセスすることで、最良のケアを提供することができます。また、公的な支援だけでなく、自費支援も重要であり、患者と家族の健康と幸福に貢献します。

安原

執筆者:安原

施設長/理学療法士

施設長の安原です。
2019年に理学療法士免許を取得し大学卒業後、回復期病院と訪問リハビリで整形疾患や脳血管疾患を中心に経験し現在に至ります。
回復期病院では疾患の知識、治療技術の勉強(SJF、PNF、筋膜etc)に励み、チームリーダーや副主任を経験。
訪問リハビリでは在宅での日常生活動作を中心に介入しする。
一人ひとりの回復に対して集中して介入したいと思い、2023年9月から脳神経リハビリHL堺に勤務。
希望や悩みに対して寄り添い、目標とするゴールに向けて一緒に歩んでいければと思っています。